WealthNaviの出金時における税金と費用

自動投資ツールのロボアドバイザーの中で、人気の高いのが「WealthNavi(ウェルスナビ)」です。WealthNaviを利用すると、商品の選択から運用、納税まで、全てロボアドバイザーが行ってくれます。また、WealthNaviは口座からの出金が簡単にでき、出金手数料も無料になっています。ただ、出金する際に見落とされがちなものに、税金と費用があります。 ●出金額に対する税金の課税 WealthNaviは利用者の資金を海外ETF(上場投資信託)によって運用しています。運用で得た分配金や、保有ETFを売却したことで得た譲渡益は利子所得となり、所得税(復興特別所得税や地方税含む)が課されます。従って、出金時において、20万円以上の運用益が発生している場合は、利益額に対して20.315%の税金が課されます。 なお、WealthNaviの口座を開設する際に、一般口座、特定口座(源泉徴収なし)、特定口座(源泉徴収あり)の中から任意の口座を選択するようになっています。仮に、「特定口座(源泉徴収あり)」を選択していた場合は、出金時に税金が源泉徴収され、残高が口座に入金されます。 また、一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を選択した際に、20万円を超える利益が発生していた場合は、利用者が自分で納税しなければなりません(20万円以下は非課税)。一般口座や特定口座(源泉徴収なし)を選択した場合は源泉徴収が無いため、出金した資金が全額利用者の銀行口座に入金されます。従って、利用者自身が翌年の2月に確定申告を行い、税金を納めます。 ●運用手数料 WealthNaviには出金手数料はありませんが、出金時に海外ETFの管理における運用手数料(資産の1%)の清算が行われます。従って、入金される金額は、運用手数料が差引かれた金額になります。また、微々たる金額ではありますが、運用手数料に課される消費税を負担しなければならず、また出金先の金融機関で生じる手数料も利用者が負担します。 ●為替損益 WealthNaviが投資する海外ETFは米ドル建てで運用されているため、円に換金する場合は当然、為替レートの影響を受けます。同じ1ドルでも、円に換金する時に110円だったり105円だったりします。仮に、商品を購入した時の為替価格が1ドル:107円だった場合、換金した時の為替価格が1ドル:110円なら3円分儲かりますが、1ドル:105円だった場合は2円分損します。出金を急がない場合は、為替レートの動きを確認してから出金した方が賢明です。